ビタミンB1の効果
ビタミンB1（ビーワン）は、特に体内に取り入れた食物をエネルギーに変えるのを助ける「補酵素（ほこうそ）」とも呼ばれる栄養素です。摂取することで、以下のような効果があります。
- エネルギーをつくる
炭水化物や糖質をエネルギーに変える手助けをすることで、活動的で健康な体を保つことができます。 - 疲れをとる
ビタミンB1をしっかりと摂取しておくことで、消費されたエネルギーを効率よく補い、疲れにくい体になります。特に、たくさん運動をする人には欠かせません。 - 神経や脳を活性化させる
神経の働きを正常に保つ効果があり、集中力を持続させたり、精神の安定や安眠にも効果があります。
ビタミンB1を摂り過ぎると、どうなる？
ビタミンB1は水に溶けやすい「水溶性ビタミン」のため、必要以上に体に摂り過ぎた分は、尿と共に体の外に排出されるため、さほど大きな害はありません。ですが、サプリメントなどで大量に摂取した場合、以下の症状が出る場合があります。
- お腹がゆるくなる
- 軽い頭痛を感じる
ビタミンB1が豊富な食品
特に豚肉や大豆などに多く含まれるビタミンB1ですが、他にも以下のような食品があります。
- 肉類 – 豚肉（特にヒレ肉やもも肉）、ハム、ベーコン
- 魚介類 – うなぎ、たらこ
- 大豆製品 – 納豆、豆腐、みそ
- 穀物類 – 玄米、胚芽米
ビタミンB1は体を健康に保つとても大事な栄養素です。ビタミンB1が不足すると、腰痛や肩こり、目の疲れ、手足のしびれなどの体の異常が起きたり、気力や活力が減退したり、集中力や記憶力が低下したり、イライラしたりといった精神の不安定さにもつながってしまいます。ビタミンB1が豊富な食品をバランスよく摂取して、心と体の健康を保ちましょう。
